社員インタビュー

DICの総合力を活かして付加価値の高い食品パッケージを

就職活動でDICのカラーセミナーを受講して色彩の世界へ

学生時代は、人と組織がどのようなネットワーク・関係を築けばプロジェクトが機能するかというプロセスを研究していました。 メーカーに興味を持ったのは、営業・技術・製造など異なる部門が協力するビジネス手法が研究テーマと重なったからです。 DIC(当時は大日本インキ化学工業)を志望したきっかけは学生向けに開催されていたカラーセミナーに参加したことです。 生活に身近な「色彩」を扱う事業の幅広さや深みを知って入社を決めました。

入社後、国内インキ事業の統合・分社化によりDICグラフィックスに所属し、一貫して食品パッケージ用途のインキや接着剤を印刷会社などに販売する業務に携わっています。 新人の頃は聞き慣れない化学用語など、基礎的な専門知識の習得に注力しました。 以前はお客さまからのお問い合わせに迅速に回答できない時もありましたが、先輩や技術・製造部門のスペシャリストなどから貪欲に学ぶことで乗り越えました。

DICの総合力を発揮した大仕事で経験した達成感と教訓

食品パッケージ用の多くの印刷フィルムは、何枚ものフィルムを接着剤で貼り合わせてありますが、インキや接着剤には、厳しい法規制に適合する高度な安全性や環境性が求められます。 DICグループは、国内だけでなくグローバル市場で各国・地域ごとの食品安全・環境規制に適合させている技術力・ノウハウを持っています。

この強みを活かし、欧米で実績を上げているDICの海外グループ会社が開発した印刷資材やノウハウを日本の大手食品会社向けパッケージとして提案する大型案件がありました。 当社・DIC本社・海外グル―プ会社でプロジェクトを結成し、密に連携して準備を重ねた結果、新規採用にこぎ着けました。 この時はDICグループの総合力を発揮できたという達成感を感じました。

ところが、実施段階になって提案時には想定できなかったトラブルや課題が発生し、お客さまが目標とする印刷品質をクリアするまで、プロジェクトチームの全員が対応に追われました。 当社で初の試みだったとはいえ、この時の経験は今も仕事を進める上で大きな教訓となっています。

付加価値の高い製品を生み出し、海外市場に展開したい

食品パッケージは、さまざまな組み合わせによって最終製品の価値を一段と高められます。その価値を最大化しようと、 食品パッケージの構想段階から包装設計・デザイン・技術・資材・製造など多くの人々とキャッチボールしながら目標を実現するところに、 仕事の面白さがあります。そして自分が関わった製品をコンビニやスーパーで手に取ると、何とも言えない喜びに包まれます。

いま食品会社も印刷会社もグローバル化を加速しています。私たちは海外のパッケージ情報やトレンドをいち早く吸い上げ、 ユーザーが求めるニーズを先回りして、製品やサービスを提案するよう努めています。 幸いDICグループにはチャレンジ精神を後押しする風土があるので、私も付加価値の高い製品開発や提案活動に積極的に関わり、海外展開することを目標に掲げています。

地に足のついた生活感覚や価値観を大切にしてセンスを磨く

化学メーカーでは理系の知識・思考が必須という先入感を持つ人が多いのですが、決してそうではありません。 確かに製品知識や論理的な思考は重要ですが、それは入社してから身に付けられます。 食品パッケージは極めて身近なものだけに、製品の検討プロセスで重要なのは、地に足のついた生活感覚や価値観です。 そして、多くの人とスムーズに仕事を進めるには、調整能力やコミュニケーション能力が欠かせません。 日々、そうしたスキルを磨くことで、文系・理系を問わず営業職のセンスが高まっていくと思います。

自分が働く姿を明確にイメージして就職活動に臨むのは難しいかもしれませんが、さまざまな業界を研究できるチャンスと考え、自ら学ぼうとする気持ちを大切に取り組んでください。 好奇心や意欲を持った後輩と大きな仕事ができる日を楽しみにしています。