2014年10月20日

藻類スピルリナのらせん構造が電子機器材料に用いられる微小コイルに!【DIC】

独自の藻類培養技術が超高周波技術の発展の一翼を担う

  DIC株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:中西義之)の100%子会社であるDICライフテック株式会社は、植物や藻類がもつ微小ならせん構造に金属メッキを施した微小コイルの研究を進めている東京工業大学(注1)と、藻類スピルリナ(注2)の提供に関する契約を締結し、共同研究を行いました。当社グループでは、藍藻類スピルリナを用いた健康食品事業を推進する中で培ってきた培養技術を駆使し、要求に応じた構造のスピルリナを研究素材として提供することで、最先端研究を支えてきました。

 高周波の電磁波を吸収できる微小コイルは、まだ利用の進んでいないテラヘルツ帯などの活用につながるため、電磁波シールド材料、検査機器、高速通信など、さまざまな用途への展開が期待されています。東京工業大学では科学技術振興機構のプロジェクトに参画し、植物由来の天然らせん構造に、銅などの金属メッキを施した微小コイルの研究を進めています。植物由来の微小コイルは茎などから抽出した天然素材を利用するため、微細加工が困難な金属性のものに比べ、製造コストが下がると言われています。当社グループが提供するスピルリナは、個体自体が全長0.3~0.5mmほどのらせん構造を有し、抽出などの処理も不要であるため、微小コイル実用化に向けた素材の最有力候補とされています。

 スピルリナには、各個体のらせん構造に左巻きと右巻き、ピッチや直径の違いなどがあり、それら構造の違いと電磁波に対する応答性に関する研究が進められています。当社グループは、温度や光の照射量などの条件を調整することでスピルリナのらせん形状を制御するとともに、同じ形状の個体を大量培養する技術を有するため、研究ニーズに応じたさまざまな形状のスピルリナを提供できます。

 当社グループが、系統的に整理された多様ならせん構造のスピルリナを提供することで、微小コイルを利用した高周波技術に関する研究も一気に加速しました。当社グループでは、今後も他社・研究団体との連携を含めて、当社グループの有するスピルリナの培養ノウハウの活用を図り、藻類の多様な用途展開に向けた研究・開発に対して支援・参画していく方針です。

(注1)ERATO彌田集積材料プロジェクト バイオテンプレートグループ
    URL  http://www.jst.go.jp/erato/iyoda/index.html
(注2)藍藻類の一種。スーパーフードとして知られ、アミノ酸、ビタミン、ミネラルに加え、不飽和脂肪酸や食物繊維など、50
    種類以上の健康・栄養成分が含まれる。
    URL  http://www.dlt-spl.co.jp/business/spirulina/index.html

このリリースに関する
お問い合わせ

報道機関からのお問い合わせ
コーポレートコミュニケーション部 TEL 03-6733-3033

  • PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®が必要です。お持ちでない方は「Adobe®のサイト新しいウィンドウ」から無料で配布されておりますので、そちらからダウンロードし、ご利用ください。

Global | HOME > ニュースリリース > 2014年 > 藻類スピルリナのらせん構造が電子機器材料に用いられる微小コイルに!【DIC】