2014年7月4日

中国江蘇省張家港市にPPSコンパウンド専用工場を建設

技術センターも開設し、需要伸長著しい中国市場に本格参入

DIC株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:中西義之)は、中国江蘇省張家港市に当社グループでは中国初となるPPS(ポリフェニレンサルファイド)コンパウンド(注1)専用工場の新設を決定しました。投資金額は約13億円(77.3百万RMB)で、新工場は合成樹脂等の生産拠点「張家港迪愛生化工」(当社100%子会社)の敷地内に新設されます。新工場の生産能力は年産6,000トンで、中国での建設認可を取得後、2015年中に完成する予定です。

PPSコンパウンドのグローバルな需要は、自動車用途を中心に年率6~8%の成長を遂げており、特に自動車産業の最大の生産拠点である中国での伸長は年率10%を大きく上回る状況にあります。この市場の拡大にあわせ、中国に進出する世界の大手自動車部品メーカーからは、為替や物流コスト等の各種リスクを低減すべく、PPSコンパウンドを現地で調達できる体制づくりを要望する声が高まっています。当社グループでは、このたびの工場新設を通して顧客の要望に応えることで中国市場への本格参入を果たし、さらなる拡販を図っていきます。

当社グループのPPSコンパウンド生産拠点は、現在、国内(小牧)、マレーシア、オーストリアの3拠点で、2011年7月に約5億円を投じてマレーシア(DIC Compounds(Malaysia))における生産能力を年産1,500トンから4,500トンへ増強、また2012年には約15億円を投じてオーストリアに年産6,000トンの新プラントを建設しました。このたびの新プラントは、これに続く生産能力拡大となります。

また、新プラントでは、最新の自動制御システムの採用を計画しています。当該システムは、コンピュータによる生産ラインの監視やプロセス制御を集中的に行っていくため、作業の安全性や正確性を高めることが可能となり、生産効率や歩留まりの向上が期待できます。PPSコンパウンドの製造において、当社グループのオーストリア工場が既に同システムを導入し実績をあげていますが、中国の新工場にも展開することで、完成翌年の2016年中には稼働率を60%超まで高めていく予定です。

さらに、中国現地における顧客フォロー体制を強化するために、新プラント建設に先立ち、2014年7月には、近隣の上海に技術サービスセンターを開設します。金型製作や成形などの支援をはじめとする顧客への全般的な技術サポートを実施し、強固な信頼関係を築いていくことで、中国市場でのさらなる拡販を推し進め、よりグローバルかつ盤石な事業基盤の構築を目指します。

このたびの新プラント建設によりPPSコンパウンドのグローバルな年産能力は約40,000トンまで増加します。当社グループでは数年後に、中国におけるPPSコンパウンドのシェアを現在の20%から35%以上への拡大を目指し、世界トップシェアの地位をさらに揺るぎないものとする所存です。

(注1)PPSコンパウンド:耐熱性ポリマーであるPPS樹脂に、ガラス繊維や無機質フィラーを充填することで強度を大幅に引き上げたコンパウンド。耐熱性と強度に秀でるほか、優れた寸法安定性を示す。

【新工場概要】
所属法人    :張家港迪愛生化工
所属法人生産品目:着色剤、合成樹脂
所在地     :江蘇省張家港市
完工時期    :2015年中を予定
投資額          :約13億円
生産能力    :年産6,000トン

【技術センター概要】
名称  :上海EP技術サービスセンター
所在地 :上海市
開設時期:2014年7月
投資額 :約1.2億円


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