2013年11月26日

米国に食品用天然系青色素(リナブルー®)の新プラント建設

世界的な健康・安全志向の高まりによる天然系青色素の需要増に対応

DIC株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:中西義之)は、食品用天然系青色素「リナブルー®」の抽出工場を新設することを決定しました。投資金額は約10億円で、新設備は当社のスピルリナ(注)の生産拠点のひとつである米国子会社アースライズ社(Earthrise Nutritionals, LLC)に建設します。このたびの設備投資は、昨今の健康・安全志向の高まりを背景とした食品用天然系青色素の旺盛な需要に加え、本年9月に米国食品医薬品局(FDA)がスピルリナ青色素を食品用天然系青色素として初めて使用を認可したことなどから、世界的に合成着色料から天然系色素への切り替えの動きが加速していることに対応するものです。新プラントは2014年5月より着工し、1年後をめどに本稼働を予定しています。

当社グループは1970年代後半に、栄養補助食品としてスピルリナおよび食品用天然系色素として、スピルリナから抽出される青色素の工業生産に世界で初めて成功して以来、食品用の高品質スピルリナを生産する培養ノウハウや品質管理において高い技術優位性を保持しています。当社グループは、30年以上の長きにわたり世界最大のスピルリナサプライヤーとして、米国および中国(海南島)で生産したスピルリナとそこからの抽出色素「リナブルー®」をグローバルに供給しています。

「リナブルー®」は、スピルリナに含まれる青色素“フィコシアニン”を抽出し商品化した鮮やかな青色の食品用天然系青色素で、当社グループは、原料としての高品質スピルリナから最終製品までを一貫生産できるところに強みを有しています。「リナブルー®」は、氷菓を中心に、ガム、チョコレートなど菓子類の着色に多く使用され、この数年、需要は堅調に伸びています。

食品用天然系青色素市場の規模は、2018年までに約2倍以上に大きく拡大することが予想され(当社推定)、その世界市場における当社グループシェアについては、2018年に現状の20%から50%への拡大を見込んでいます。また、その中でスピルリナ青色素に限れば、当社グループは現在でもその高品質を背景に90%以上のシェアを有し、2018年にはその市場規模は7~10倍へ拡大することが見込まれるため、このたびの投資により、当社グループの地位をさらにゆるぎないものとする所存です。

当社グループは、スピルリナの屋外大量培養ノウハウの活用により、バイオ燃料や天然系色素をはじめとする高付加価値素材を藻類から生み出すプロジェクトについても推進していますが、このたびの設備増強もその一環となります。

                                                                                                                                  

 (注)スピルリナとは、カルシウム、鉄などのミネラル類やビタミン類など50種類以上の健康・栄養成分を豊富に含んだ、アフリカや中南米の湖に自生する藻の一種。

アースライズ社について
DICの100%子会社。本社は米国カリフォルニア州アーバイン市。健康食品向けの藻類(スピルリナ)の生産・販売を行う。年間500トンのスピルリナを生産。藻類の屋外プラントとしては世界最大の規模(総面積18万㎡)となるスピルリナ培養施設を有す。米国本土で唯一、屋外池で藻類の大量培養を成功させている例として注目されている。

DICライフテック㈱ http://www.dlt-spl.co.jp/business/spirulina/index.html

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