2013年11月20日

「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット ガイドブック」を発行

印刷用・塗装用・画面用それぞれで最適な色の組み合わせを共同開発

当社グループのDICグラフィックス株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:蓮見俊夫)およびDICカラーデザイン株式会社(本社:東京都千代田区、社長:田中秀樹)は、東京大学監修のもと、一般社団法人日本塗料工業会、石川県工業試験場、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構との共同研究により『カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット ガイドブック』を発行いたしました。これは、カラーユニバーサルデザインへのニーズの高まりや活用事例の増加を受け、2009年に発行したプロセス印刷でのCMYK値(注1)を収録した印刷用の「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット/プロセスカラー版」の他、塗装用・画面用の各分野における色彩値(注2)や使用方法などの統一情報を新たに加えたものになります。

公共施設の案内表示やテレビ報道、教科書をはじめとする印刷媒体などでの色を活用した情報伝達においては、遺伝子の特性の違いや緑内障、白内障などの疾患が原因で、色の違いを区別しづらく不便を感じる人が日本に数百万人いると言われています。このような多様な色覚に配慮し、すべての人が等しく情報を認識できるよう、色や色の組合せをデザインすることをカラーユニバーサルデザイン(CUD)と呼びます。当社グループでは2007年より、東京大学分子細胞生物学研究所伊藤啓准教授の監修のもと、塗料・塗装業界と印刷業界、デザイン業界、それぞれの分野でのCUDの研究・開発および普及に取り組んできました。本配色セットの制作にあたっては、様々な色覚特性を持つ当事者による検証と調整を重ね、どのような色覚の人にも比較的見分けやすい色の組み合わせを、塗装や印刷、デジタル機器の画面で表現できる範囲の色の中から選定しました。文字やサインなど、比較的小さな面積でも見分けやすい高彩度のアクセントカラー9色、案内図や地図の塗り分けなど広い面積に用いる高明度・低彩度のベースカラー7色と、これらの色と誤認しにくい無彩色4色の合計20色(塗料用は代替色を含む22色)のカラーパレットで、塗装色・印刷色・画面表示色において情報を色分けして伝達する際に活用できます。

当社グループでは、今後もCUDの考え方に対応した色ならびに色の組合せの研究、検証を継続し、高まるニーズに対応していく所存です。なお、『カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットガイドブック」は、PDFデータを下記URLより無償でダウンロードできます。

DICグラフィックス株式会社:http://www.dic-graphics.co.jp/navi/color/ud.html

 

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