2013年8月27日

美しい画像、高速印刷対応を維持しながら高い安全性を両立、食品パッケージ用グラビアインキ「フィナート」を開発

 当社の子会社、DICグラフィックス株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:蓮見俊夫)は、2013年8月より、グラビア印刷本来の美しい画像や高速印刷対応を維持しながら、環境や食の安全に配慮した食品パッケージ用グラビアインキの新製品「フィナート」の販売を開始しました。同新製品は、印刷インキ工業連合会が制定した自主規制(注1)に準拠するほか、グローバル食品メーカーが指標とするスイス連邦の法規制(注2)および欧州印刷インキ協会による食品パッケージの自主規制(注3)にも対応可能な環境対応型グラビアインキです。

 食品パッケージ印刷業界では、年々高まる食品の安全性や環境問題への意識の高まりから、食品パッケージを構成する材料に含まれる溶剤使用量の低減や無溶剤化が促進されています。世界の食品パッケージ材料に関する規制においても、これまでの禁止物質だけを示す「ネガティブリスト規制」から、認可物質だけを示す「ポジティブリスト規制」へとより厳格化される傾向にあり、グラビアインキに使用できる原材料も一段と制限される流れとなっています。同新製品は、各規制に対応するよう材料をゼロから選定し直し、溶剤にトルエンやメチルエチルケトンを使用しなくても従来のグラビアインキの品質を維持する環境配慮型製品です。

 「フィナート」は、以下の優れた特長を有しています。

■作業環境にやさしく臭気が少ない
■少ない塗布量で高い濃度を確保できるため、インキ使用量の削減が図れ、印刷工程におけるVOC、CO2を低減
■中速から高速(300m/min以上)まで幅広い速度での印刷適性が良好
■スナック菓子から高温処理を必要とするボイル・レトルト用まで、幅広いパッケージ構成に対応可能
■グローバルで調達可能な原材料選定および配合設計により、海外拠点での生産が可能で、顧客のグローバル展開に対して柔軟に対応することが可能
※同製品の色配合情報(特色およびプロセス(CMYK))は、当社の「デジタルカラーガイド」アプリに収載する予定で、パッケージデザイン制作におけるクライアント、デザイナー、製版、印刷会社間の色校正作業などの効率化にも寄与します。

 DICでは、業界に先駆けて、環境対応と、商品価値を高める印刷適性を両立した次世代インキを市場に投入してきましたが、同新製品の開発により、食品パッケージ印刷における顧客の課題解決に貢献していきます。


(注1)インキが食品包装材料に使用される場合、包装される食品の安全性や衛生性を保つために、印刷インキ工業連合会が作成、実施してきた自主規制(NL規制)
(注2)「Swiss Ordinance §817.023.21 Annex6 4th Edition on 1st December 2012」
(注3)「EuPIA INVENTORY LIST-VERSION June 2012」

 

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