2013年7月4日

フタロシアニン(ブルー)顔料、インドネシアで生産能力拡張

‐合計約50億円投じるグローバル生産最適化プロジェクトの一環として‐

 DIC株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:中西義之)は、100%子会社であるPT.DIC Graphics(インドネシア法人)のカラワン工場(旧モノケム社)の生産能力を拡張することを決定しました。拡張工事は2013年6月より開始し、2014年6月より本格生産を開始する予定です。
 当社グループでは、2012年12月にインドネシアの世界的なフタロアニン顔料メーカーであるモノケム社(PT.DIC Graphics カラワン工場)を買収、これを受けて2013年2月には、高コスト体質であった米国子会社サンケミカル社のフタロシアニン顔料工場(PCI工場・ケンタッキー州)を閉鎖するなど、グローバルでのフタロシアニン顔料事業の生産最適化による競争力向上、生産基盤の確立を目的に、総額約50億円を投じる一大プロジェクトを遂行しています。このたびのカラワン工場における生産能力拡張もその一環となります。

 フタロシアニン顔料については、食品パッケージ用インキや塗料・プラスチック等に多用されることから、今後も発展途上国を中心に需要の増大が見込まれています。従来、フタロシアニン顔料の生産については、生産コストの低さや、原材料から完成品に至る強固なサプライチェーン環境が存在することから、インドへの一極集中化が進んでいました。しかし、昨今のインドでは、環境規制及びその運用強化や原材料のひっ迫等により現地企業を中心に生産に支障をきたすケースも散見されます。上記状況から、顔料事業を中核事業として位置づける当社グループでは、東南アジア(インドネシア)に立地するモノケム社(現PT. DIC Graphics カラワン工場)を昨年12月に買収し、インドへの依存を抑えることで、事業リスクの低減を図っています。このたびの生産能力拡張は、前述の方針を一歩推し進め、同工場のさらなる競争力の向上を目的としています。

 カラワン工場には、環境にやさしい最新技術を導入することで、生産時における環境負荷低減を図っていく予定です。また、同工場が強みとする自社工場製クルードから顔料までの一貫生産を行い、需要増大が予想されるパッケージ用インキや塗料・プラスチック用にグローバルに高品質な製品を投入していく予定です。
 有機顔料におけるリーディング企業であるDICグループでは、このたびのカラワン工場拡張により、フタロシアニン顔料事業における競争力の向上、生産基盤の盤石化をさらに強く推し進め、印刷インキと有機顔料両事業における一層の安定化を図る所存です。

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