2012年12月5日

機能の多彩さは業界初、「MP(マルチパフォーマンス)フィルム」を開発

医療品、化粧品、サニタリー関連製品の包装など、新規分野への用途展開図る

DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:中西義之)は、包装用共押出多層フィルム(注1)「DIFAREN(ディファレン)」シリーズの新製品「MP(マルチパフォーマンス)フィルム」を開発し、10月より販売を開始しました。

「MPフィルム」は、特殊オレフィン系樹脂と、当社の誇る共押出多層製膜技術を融合することで生まれた、新しい無延伸多層フィルムです。無延伸フィルム(注2)の一般的な長所である密封性や高シール強度、低温シール性を継承しつつ、延伸フィルム(注3)のような高光沢や透明度、剛性を実現しました。また、易裂け性や直線カット性、デッドホールド性(注4)にも優れているほか、吸着性(注5)が低いことから、内容物の揮発成分のフィルムへの吸着も最小限に抑えることができます。さらには、低温シール適性を有したシーラントフィルム(注6)仕様のグレードも開発済です。これほど多彩な機能を有する包装用フィルムはかつてなく、業界初の製品として注目されます。

【MPフィルムの主な特徴】
■無延伸フィルムの一般的な長所である密封性や低温シール性を継承しつつ、延伸フィルム 
 のような剛性ならびに透明度、光沢感を実現
■一軸延伸やポーラス(小穴)加工等の特殊加工なしで易裂け性、縦横への直線カット性を
 実現
■プラスチック素材でありながら、一度折り込むと戻りにくいアルミ箔やセロハンのような
 デッドホールド性を実現
■延伸フィルム並みの水蒸気バリア性、揮発成分に対する低吸着性を実現
■包装フィルムの基材用(M3410MP)に加え、シール適性を高めたシーラントフィルム用
 (M3400MP)の2種類をラインアップ

 MPフィルムは、その多彩な機能から、さまざまな用途でご利用いただけますが、優れたデッドホールド性を活かした菓子類の包装や、吸着性の低さを活かした医療品や化粧品、加えてサニタリーやトイレタリー関連製品の包装材への展開が見込まれます。当社では、当新製品の機能を活かした用途を開拓し拡販を図ることで、2015年に3億円の売上を目指します。


(注1)共押出多層フィルム :機能の異なる複数種の合成樹脂を、溶融した状態で押出機から同時に押し出すことにより積層し、フィルム化したものを指す。この方法により、フィルムに透明性、密封性、剛性といった様々な機能を付与することができる。    
(注2)無延伸フィルム :延伸加工(注3参照)を施さないフィルムのこと。一般的に剛性や透明度が劣るが、密封性やシール強度に優れている。
(注3)延伸フィルム :ある程度の熱を加えながら引きのばす「延伸加工」を施したフィルムのこと。これにより、フィルムの素材である合成樹脂中の分子が整列し、フィルムの強度が引き上げられるほか、透明度の向上も図れる。
(注4)デッドホールド性 :ひねり、折り曲げ等の変形を受けた状態を維持できる性質。
(注5)吸着性 :プラスチックフィルム包装材が有する内容物の揮発成分を吸収・透過する性質のこと。
(注6)シーラントフィルム :ラミネートフィルムのヒートシール層(内面)に使用し、加熱溶着する貼合用のフィルムのこと。

 

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