2012年5月15日

枚葉インキ「スペースカラー・フュージョンG SPD」発売開始

UVインキに迫る超速乾・高耐摩擦性を実現した植物油インキ

 当社の子会社、DICグラフィックス株式会社(本社:東京都中央区、社長:蓮見俊夫)は、オフセット枚葉インキの新製品「スペースカラー・フュージョンG SPD」の発売を4月より開始しました。同新製品は、2009年6月に販売を発売した「スペースカラー・フュージョンG  EZ」の安定した品質を受け継ぎつつ、UVインキ(注1)に迫る超速乾性と高い耐摩擦性を実現しました。印刷物の納期短縮や印刷紙の多様化といったニーズに応える製品として大いに注目されます。

 近年、印刷業界では小ロット印刷や印刷物の納期短縮化といったニーズが増大しています。このような傾向から、印刷インキには、高い紙面乾燥性が求められています。同新製品は、新規に開発したドライヤー(注2)と速乾性を付与する助剤を添加したことにより、極めて短時間で強固なインキ皮膜を形成することから、インキの表面乾燥を大幅に早めることに成功しました。これにより、印刷物の次工程(印刷物の加工や裁断、製本、出荷等)への待ち時間が大幅に短縮されるため、印刷ロット数の増大や納期の短縮に寄与します。また昨今、環境やコストへの配慮から、再生紙や低下級紙の普及が進んでいるほか、様々な風合いを持つ印刷紙も増え、紙の種類はますます多様化しています。このような傾向から、印刷紙の紙質を問わず、印刷されたインキが擦れ落ちないような高い耐摩擦性がインキに求められています。同新製品は、新規のワックス(注3)を採用したことにより、従来の枚葉インキでは容易に擦れ落ちしたようなマットコート紙や再生紙などの印刷紙に対しても優れた耐摩擦性を発現するので、より幅広い印刷紙への対応が可能となりました。
 さらに環境対応の面でも、印刷インキ工業連合会が2009年2月に発表した「植物油インキ」の基準(枚葉インキは含有される植物油の重量が20%以上)をはじめ、今日の印刷インキに求められる多くの環境ガイドラインをクリアしています。

 当社は同新製品を、オフセット枚葉インキにおけるこれまでの主力製品「スペースカラー・フュージョンG EZ」や「スペースカラー・フュージョンG ST」のラインナップに加えることで、枚葉印刷における顧客の課題解決に貢献していきます。今後、マーケティングを鋭意進め、初年度に3億円の売上を見込んでいます。

 

(注1)UVインキは、紫外線のエネルギーを与えることにより硬化(乾燥)するインキ。およそ0.2秒という短い時間で乾燥するほか、油性インキに比べて高い耐摩擦性を有することから、多様な印刷紙に対応可能なインキとして知られている。
(注2)ドライヤーとは、インキ塗膜の硬化(乾燥)を促進する添加剤。
(注3)ワックスは、印刷インキに添加することで、主にインキ表面の耐摩擦性を改善する。 

 

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