Topicインクジェット技術における「水性インキ」の可能性の探求

- サンケミカルグループが社会の期待に応える事業活動 -

サンケミカルグループ(米国)はDICグループの一員として主に欧州・米州で、世界NO.1の印刷インキ事業を展開し、様々な社会課題の解決に貢献する製品の開発と供給に取り組んでいます。

社会の課題

昨今インクジェット技術で主流となっているのは、水性、溶剤型、そしてUV硬化型です。幅広く多様な製品やその用途に合わせて使い分けられ、それぞれが十分な機能を発揮しています。一方で、その化学特性からそれぞれの特徴も異なっています。

水をベースとする「水性インキ」は環境的に優れた適性を持ち、多様な色に対応し、優れたソリューションを提供し、コストパフォーマンスの面でも優れています。一方で、使いこなす際に要する工夫としては、プリントヘッドのメンテナンスが他の方式と比較すると頻繁であること、屋外使用においてはコーティングして用いることが推奨されている等の点が挙げられます。

UVインキは速乾性があり、印刷は高品質でエネルギー消費量低減型で生産性も高いのですが、水性インキと比較すると色域が限られてくることに加え、急速に着色するため取り扱いや運送時に注意が必要となります。

この他に、溶剤型インキがあります。溶剤型インキは、屋外での用途に優れた特性を示しますが、他の方式と比較すると溶剤が蒸発する際のVOC(揮発性有機化合物)などを考慮する必要があります。

水性とUVインキの特徴を併せ持ち、同時に一貫して高品質の色彩を出力できる方法が理想的で、それができると無臭印刷、広範 囲な媒体への卓越した応用展開、優れた耐久性などインクジェット・ユーザーのニーズのすべてを満たすことができるようになります。

サンケミカルグループの対応

サンケミカルグループはこのお客様からの要請に応えて、水性とUV硬化のソリューションを結集させた高機能水性技術による、AquacureTMの開発に至りました。その60~90%が水分で構成されるAquacureインクジェットインキは水性インキの優れた製品特性を提供し、フィルム重量を低減することができ、無臭で、健康・安全・環境の観点でも申し分のない新製品です。水性インキならではの多様で幅広い色彩を提供すると同時に、Aquacure の持つUV性能のおかげで、優れたインキの融通性や耐久性を確保しています。

Aquacure技術はグラフィクスの観点で優れた利点を持つだけでなく、適切な印刷設計を用いることで、移行性の点でも法規制をクリアするなど、食品の直接包装用途の規制にも適応していますので、食品パッケージにも用いることができます。

サンケミカル社 AquacureTM 販促資料抜粋

VOICE from DICグループ

安全性の高いAquacureは、幅広い用途で活躍します

新たに開発されたAquacureの技術は、デジタル印刷関係者が望んでいた水性の技術の効率性を実現しているので、既存のお客様、また新たなインクジェットインキユーザー様の双方に好意的に受け取っていただけると確信しています。もっとも注目される点は、Aquacureは70~80% はリサイクル可能な材料を使用しており安全性が高く臭いもなく、低移行性という観点でも食品パッケージの法規に適合しているので、用途の応用範囲が広いことです。お陰様でAquacureを用いた印刷物は外観も、また感触もお客様(コンバーターやブランドオーナーの皆様)の要求を満たし、これまでに主要なお取引先で行っているテストにおいても高い評価を得ています。

Field Marketing Manager, Sun Chemical Corporation Jeremy Teachman

Business Director,
Digital, Sun Chemical
Peter Saunders

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